今回は、私がプライベートで利用しているCanvaで、名刺デザイン作成後に印刷できる機能（Canvaプリント）の使用感をレビューしていきたいと思います。先に結論から申し上げますと、”上質紙“での印刷はお勧めしません…
Canvaとの出会い
資料作成やSNS投稿時に画像が必要な場合、一生懸命ペイントとPowerPointを使い制作していました。ペイントでパーツを作ってPowerPointで切り貼りしてペイントに貼り付けて画像化する、、と面倒ですがこの工程で画像を作成していました。
デザイン制作している人からはPhotoshop、illustrator、Canva、この3つのツールの名前をよく聞きます。Photoshopは使用経験がありますが私には若干難しかったです。同じくadobeのillustrator、こちらは使用したことはありませんがプロが使っている印象があり当時の私にはハードルが高そうと敬遠していました。Canvaは初心者にもやさしい設計と聞いてはいたものの結局必要性を感じず、従来の方法（ペイント＋PowerPoint）で非効率な作成を続けていました。
ちょうど1年ほど前（2022年夏秋頃）にX(旧Twitter)にてCanvaAIが話題になっていた時期がありました。他のサービスより簡単にクオリティ高く対応できるみたいな投稿が多かったです。以前よりCanvaを知っていたこともあり「お、CanvaでもAI画像生成ができるようになったのか！」と試してみたくなり、思い切ってPro(有料)をサブスクリプションした経緯でした。使ってみるとやっぱ今までのペイント＋PowerPointよりはるかにクオリティ高いものが簡単にできて感動した覚えがあります。
Canvaとは
ここでCanvaを知らない方のために解説をしておくと、誰でも簡単にデザインすることができるウェブサービスになります。無料と有料プランがあり、制限はありますが無料だけでお試しもできます。
「誰でも簡単に」と謳っているとおり、デザインしたことが無い人にも使いやすい設計になっています。
例えば、いくつものデザインテンプレートがカテゴリやキーワード検索、AI画像生成、用途検索など選択がしやすい形で用意されており、自分が作りたいように組み合わせができます。
デザインしたものはJPG、PNG、PDF、SVG、MP4、GIFなどのフォーマットで保存が可能で、そのままマグカップ、壁掛けカレンダー、ステッカー、トートバッグ、名刺、チラシ、ポスター、年賀状などに印刷するサービスも。
Canvaの名刺デザインと名刺発注
前述の通り、Canvaでは名刺デザインを作成できます。交流会に参加するタイミングだったので名刺が必要で、名刺デザインを作ってみることにしました。
いよいよ出来上がって印刷しようとPDF保存している最中に気づいたのが名刺印刷機能でした。（右上に名刺印刷の文字が!!）
名刺印刷は、コンビニ・自宅・印刷会社などの選択肢から価格や納期、品質などを見て選定すると思うのですが、私の印象では、コンビニは高く・質が悪い【×】、私の家にはプリンターがない【×】、印刷会社はいっぱいあってどれ選べばいいか分からない【△】という評価。
そのため、デザインしたままを印刷してくれるサービスはかなりありがたいなと感じました。
さっそく印刷にトライするとなにやら選択する項目が色々とある。初めてのことで、時間もなかったので詳しく調べずよく理解せぬまま、とりあえず「高級そうなものにしてしまえ！」と思い、”上質紙”を選択して印刷依頼をかけました。
しかしこれが失敗でした。
2週間ほどで自宅に届けられたCanva名刺。楽しみに触るとなんかぶ厚い…
段ボールで作りましたか？ってくらい厚く、20-30枚入る名刺入れに10枚程度しか入りませんでした。
「印象を残す。厚みのあるしっかりとしたカード」と書いてはありますが、予想以上に厚かったです。たしかに触った瞬間に厚いと感じるので印象に残りますが、名刺入れに入れづらいという悪印象にもなりかねない。
これは失敗してしまったなあと。
この後、前に使った印刷会社の紙の厚さを調べたところ、そこでは紙の厚さをmm(1枚の厚さ)やkg(1000枚分の重さ)で表していました。日本の印刷会社では一般的な表記法のようで、直感的に分かりやすかった気がします。一方、Canvaでは欧米表記を採用しており、厚さをpt(ポイント)、重量を1平方メートルあたりのグラム数(gsm)です。この違いを理解せずに発注した点が大きな失敗だったと反省しています。
Canvaの上質紙は15pt、350gsmで、0.35mmのようです。普通紙は13pt、297gsmで0.30mm弱くらいです。
日本の名刺は0.25mm程度が一般的なようなので、普通紙であっても若干の厚みを感じるかもしれません。
まとめ
Canvaの名刺印刷機能はめちゃくちゃ便利！
ただ用語をきちんと理解せずに実行すると痛い目を見るよ。というお話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
