VR技術の体験から感じた「触って感じること」の重要性

Japan IT week【秋】に行ってきました

10月下旬に開かれた本展は、クラウド、IoT、AI、デジタルマーケティングなど、最新のITテクノロジーを一堂に介した大規模IT展示会で、今回も出展企業660社、4万名を超える来場者で大いに盛り上がりを見せました。Japan IT weekは単なる展示会ではなく、各社の新技術導入の商談が活発に行われることが特徴で、出展企業にとっても大きなビジネスチャンスとなる重要な機会となっています。

特に今回注目だったのが、新設された「メタバースEXPO」です。近年広がりを見せるVRが、エンタメだけでなくtoBで活用されることが現実味を帯びてきた背景があります。

私がこの展示会に赴いた理由としては以下の2つでした。
1.VRなどのIT技術を自分で体験してみること
2.2023年のITトレンドを掴むこと

まずは一つ目から書いていこうと思います。

想像以上に良い、VR空間での操作性

まずは1つ目「VRなどのIT技術を自分で体験してみること」についてです。恥ずかしながらVR体験が数年前で止まっていた私は、今回の展示会で最新のVRを体験したいと思っていました。人の流れに乗って会場に入り、まずメタバースEXPOへ。すると…4メートル四方ほどの「VR体験ブース」が真っ先に目に入りました。よっ!わかりやすい!今回体験をさせていただいたのは株式会社エスユーエスさんのMVR(Mouving VR)です。

「体験してみますか?」快活な担当者さんに言われるがままVRゴーグルを装着、操作デバイスを両手に持たされました。ここで「メガネをつけたままの装着、不可だと…!?ちくしょうMeta Quest2め…!コンタクトでくればよかった…」そうです。VRヘッドセットはメガネくんに厳しいのです。(ちなみにソニーのPlayStation VR2はメガネをつけたまま装着可、23年9月発売のMeta Quest3、現行のMeta Quest2もオプションのメガネスペーサーを使えばメガネをつけたまま装着可だそうです)

残念なことに視力0.1の世界からしか見られませんでしたが、まず驚いたのは「モノを持つ」「モノを落とす」「空中に文字を書く」などの操作に対する感度でした。VR世界にあるオブジェクトに手をかざしコントローラーのR1ボタン?人差し指の部分を押して掴む、この精度がめちゃくちゃ良い。この体験を文章にするのはなかなか難しいのですが、無理やり例えるなら「木綿豆腐だと思って箸を入れたら絹豆腐だった!」ような驚きです。

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とにかく滑らかなのです!当たり判定のズレのようなものをあまり感じないVR世界での感度に驚きました。とはいえ、まだまだポリゴン感というか画素の荒さは目立ちました(視力0.1だけど…)。普段リビングのテレビでPlayStation4をしているのに比べれば、PlayStation2レベルくらいでしょうか?あ、プレステ5とVRヘッドセット、真面目に購入検討してます…

まだまだ発展途上のVR技術ですが、来年2024年には今年9月に発売されたMeta Quest3の高精細な画像処理に対応したゲーム、アプリがさらに出てくる上、コントローラー不要の空間コンピューティングVRヘッドセット「Vision Pro」がAppleから発売されるので、VRの今後も目が離せません!高いけど!1家に1台、いや、1人1台ウェアラブル型コンピューターを装着する時代もすぐそこまできていると感じました。最新のMeta Quest3の性能については下記サイトで詳しく解説されていたので参考までに…
ついに発売となった「Meta Quest 3」徹底解説。液晶やレンズ,コントローラの秘密を明らかに[西川善司の3DGE]

もう一つの目的、今年のトレンドはやはり…

さて、2つ目の目的は「2023年のITトレンドを掴むこと」でしたが、会場の雰囲気は完全に「生成AI」一色でした。

どのEXPOに行っても「chat GPTを使って〜」「chat GPTで〜できます!」「AIで業務を…」と聞こえてくるので「もうええわ!」と言いたくなる気持ちでブースを回りました。生成AIは確かにすごいです。今ならプロンプトを少し工夫すると歌詞からメロディ作成、しかも楽曲のイメージまである程度指定して曲が書けます。さらにはスクリーンショットを読み込むだけでほぼ似たUIのコーディングまでしてくれる。最近だと落書きを指定の画風で絵にしてくれるAIや、アリババ12月に発表したAI「Outfit Anyone」はかなり正確にキャラクターや人間の服を着せ替えられることで2024年も生成AIの話題はしばらく続きそうです。

実体験することの大切さ

さて、今回展示会へ行ったことで一番良かったのは「デスクトップリサーチではわからない製品の感触や会社の雰囲気を体感できたこと」だと思います。もちろんサイトを調べれば基本情報は載っています。デスクトップリサーチでわかることも多くあるでしょう。ただ、ググっても分からないことの方がどうしても大きい気がするのです。どんなにイメージを膨らませて素振りをしても、実際にバッターボックスに立った感覚は、立ったことがある人しかわからない。だから、少なくともDX、ITについてアドバイスする立場にある以上は、理論オンリーで突き詰めずに実際に最先端のモノに触って、開発した人や導入した人に聞いて、業界の潮流を「体感」しておくべきだと思うのです。

と、言いつつ、ただ新しいものが好きなだけかもしれません笑
SFが好きなので宇宙・ロボット・AIみたいなものが目に入ると知りたくなってしまうのです。スターウォーズやスタートレック、SF小説ならファウンデーションや三体などが好きなのですが、結構2023年時点で実現できちゃってるものもあって面白いんです。あ、三体は1巻しか読めてないのでネタバレ禁止でお願いします!自分へのクリスマスプレゼントとして買う予定なので←
展示会では本当に楽しい体験をさせてもらいました。今は早くMeta Quest3を試したいです。今回はここまで…!